
| 1月1日 | 歳旦祭 |
| 1月1日~3日 | 御祈祷受付 |
| 1月4日 | 兼務社歳旦祭 |
| 1月15日 | 左義長 |
| 3月7日 | 祈年祭 |
| 3月15日 | 金分宮春季祭(的打ち神事) |
| 4月8日 | 春祭り |
| 6月30日 | 夏季祭(夏越の大祓) |
| 9月第2土曜日 | 秋季祭(寺家のキリコ祭り) |
| 11月23日 | 新嘗祭 |
須須神社 秋季祭「寺家のキリコ祭り」

当社の秋季祭として毎年9月第2土曜日に執り行われる「寺家のキリコ祭り」※は、日本一の大きさを誇る絢爛豪華なキリコと、夜を徹した熱狂、そして厳かな神事が融合した、当社の最も重要な祭礼です。
※ 日本遺産 灯り舞う半島能登 ~熱狂のキリコ祭り~ 平成27年度認定
能登半島の風土と文化
日本海に突き出た能登半島、その最先端に位置する珠洲(すず)は、古くから海上交通の要衝であり、独自の豊かな文化を育んできた地です。
神々と共に生きる里山里海
能登の人々は、厳しい自然への畏敬と、海・山の恵みへの感謝を神々に捧げて生きてきました。民俗学的にも、独自の祭礼文化や信仰の形が手付かずのまま色濃く残る「宝庫」として知られています。
共同体を結ぶ「祭りの精神」
能登にとって、祭りは単なる年中行事ではありません。地域住民(氏子)の絆を確かめ合い、生命の活力を呼び覚ます神聖な儀礼です。どれほど時代が変わろうとも、在所の祭りのために人々が集い、一丸となる強いエネルギーがこの地には脈々と流れています。
日本遺産「灯り舞う半島 能登 〜熱狂のキリコ祭り〜」
夏から秋にかけて、能登一円は「キリコ祭り」の熱気に包まれます。この一連の祭礼文化は、平成27年に日本遺産に認定されました。

キリコ(巨大な御神灯)とは
神様が御神輿(みこし)でお渡りになる際、その道中を明るく照らす「道明かり(御神燈)」として氏子たちが担ぎ出す巨大な燈籠のことです。
正面には吉祥文字(縁起の良い言葉)、背面には鮮やかな武者絵や神仏の絵が描かれたキリコが、夜闇の中に幻想的に浮かび上がります。お囃子の響きとともにキリコが練り歩く姿は、日本人が古来より大切にしてきた「祈りと熱狂」の精神を現代に伝える、世界に誇るべき文化遺産です。
寺家のキリコ祭り

能登に数あるキリコ祭りの中でも、須須神社の秋季祭「寺家のキリコ祭り」は、その圧倒的なスケールで存在感を放っています。
日本一を誇る「大キリコ」
須須神社の秋季祭「寺家のキリコ祭り」は、氏子の熱き奉納の情熱と厳粛な神事が融合した祭礼です。神の道明かりとして繰り出されるキリコは、最大で高さ16.5メートル、総重量4トンもの巨躯を誇り、能登エリアの最大級の大きさ。これだけの大きさのキリコは、今なお人の力だけで力強く引かれていきます。
午後9時の「神移し」に始まり、太鼓や鉦(しょう)の音が響く中、神輿の先導役として夜を徹して町内を巡行。深夜の狂おしい熱狂から、朝焼けの海岸線を神々しく進む夜明けへと、神と人とが一体となる濃密な時間が流れます。
翌朝の宮入りでは、伝統の「火渡りの神事」を執り行い、参道に敷き詰められた藁に火が放たれ、その中を神輿が駆け抜けていきます。
結びにかえて
須須神社は、この壮大な祭りを長きにわたり執り行い、地域の人々が世代を超えて絆を結び直す「心の拠り所」としても在り続けてきました。
困難な時代にあっても、若者たちは祭りのために故郷へ帰り、巨大なキリコを立ち上げます。須須神社の神前で繰り広げられるこの熱狂は、先人たちから受け継いだ伝統への誇りであり、未来へとつなぐ不屈の祈りそのもとともいえるのではないでしょうか。